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いのちの書 ちくま哲学の森2

800円

著者:解説 安野光雅
出版社:筑摩書房
出版年月日:1989/11/15
詳細:きれいに老いる、ということは無理だが、美しく老いるということならできる。ただしわたしの考える老醜には、年齢の決まりはない。痩せ我慢もいいし、頑固になるのもいい、けちと不潔で老醜を上塗りし、他の人から早く死んでもらいたいと思われるほどになっても、じつはそれが自然である。「自然はすべて美しい」のだとすれば、老醜はあとに残る者のための自然であり、朽ち果てる草木に似て、残る者の悲しみをやわらげるための美しさだと見ることができる。このように言うと、あまりにも悲しいのではないかと言う人があるが、その人はまだ修行が足りないのである。人間を除く自然界の生物が天寿を全うすることは極めて少なく、なんらかの意味でほかの生物の餌食になっているということである。だとすれば老醜を得て死に近づくのは、充分に生きたということになるのだから満足というものであろう。(解説にかえて) 初版 帯付き 美本

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  • 古書ID: B0109
  • 出版社: 筑摩書房


この商品は 2005年11月23日(水) に登録されました。